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  • 執筆者の写真KIMI

『せっこう』とはなんぞや


どこのどなたか、或いは世界の皆々様おはこんばんちは!


KITKIT MARKETスタッフKIMIです。


最近わたくしプロのパーカッショニストさんのお話を拝聴する機会に恵まれまして、その時にそれぞれの楽器のことを説明してくださったのがとっても楽しく興味深かったんです!

各々の仕事や生活に馴染んだものって本人からしたら当たり前で感動と程遠くなってしまいがちだけど、馴染みのない人からしたらワクワクワードのオンパレード


人様のいいところは真似してみようと本日もキーボードをせめこんでいきます!タタンタンタン!!




はい、ということで、タイトルに書きました  せっこう。

漢字で書くと「石膏」。

なんとなく知ってるようで結局よくわからないアレですが、今日はそんな石膏についてお話していきます(まじめ回)




まあまずね、わからない人はとりあえずキッチンに走ってサンマ焼いてるお母さんの背中にでも問いかけてみてください。


せっこーって、なあに???



答えは


「え!? えー...... アレでしょ、ほらあ......。美術室にあるあの顔のお。」


いや、だからそれはなんだってツッコミは心にしまって二パッ



じゃあ次はソファーでピスタチオ食べてるお父さんよ


「えー せっこうー? ああ、壁とかの板のアレだよたしか....。なんで?」



まあ十中八九こんな感じ

お父さんにもニパッしてほっといたら多分勝手にググってくれるかもしんないけど、このやりとりを全世界からなくすべく立ち上がったアレの使者わたし。



先回りしてググった結果(結局)

色々書かれてはいますが、基本的には硫酸カルシウムと水からなる鉱物です。

これなんかは透明度が高くて一見水晶に見間違うけど、水晶より全然もろいんだって!

こちらは鉱物界ではかなり一般的なDesert Rose(和名:砂漠の薔薇)



他にも様々な種類があるけれど、これらの見た目はそれぞれの配列や不純物によっての違いで

「つまりは硫酸カルシウムを基材として形成された鉱物の総称」としてふん〜わり納得していただければ、わたしの認識と相違ございません!



そんなでだいじょーーーぶ



でね、石とか見せちゃったからだいぶポカーンとさせてないか心配になってきたんだけど

じゃあなんでそもそもこの話をしたかったのかっていうと、石膏って素材は本当に私たちの身近に様々な形になって寄り添ってくれているからなんです



さっきお母さんが言った美術室の胸像やお父さんが言った壁などの建材を筆頭に、チョーク、ギプス、歯型、etc....(びっくりする活用法だとお豆腐を作る時のニガリの代用品や生薬としても)


ほんとに、そこかしこに潜んでいるんだよよー




んで お見せしたみたいな石の仲間たちからそれらに至る過程に


石膏を焼いて(加熱して水分を飛ばすため)粉状にします

これを焼石膏(しょうせっこう・やきせっこう)と呼びます

これね。真っ白で細かくて、触った感じも小麦粉みたい

用途によって白さだったり細かさで等級を使いわけたりもするけど、うちが使うのは最高級品よ!ドヤア



そしてこの焼石膏にまた水を混ぜると、今度は石に戻らずに液体の形そのままに固まってくれるのです


それがこーなる。

キリッ!



そしてそしてまた焼いて粉に戻すと=エンドレス輪廻


これまさに賢者の石!魔法の白い粉! おーイエス!



最初に発見した人は驚いただろうなー。

火災が起きた場所に雨が降って固まったのを誰かが見つけたんかなー?いやだってすごいって。ほんとに世界を変えた発見だよね。




分かっている限りの石膏利用の起源はギリシャをも飛び越え、古代エジプト時代。


かの有名なクフ王のピラミッドの石ブロックの継ぎ目に石膏モルタル、王の石棺には

alabaster(アラバスター)という結晶石膏がくり抜かれたものが使用されました



ああ ロマンを感じる


4600年近く前にすでに使われていたものが、今も世界各国でオーソドックスなものとして利用されているってことは、採取量、生成のしやすさ、汎用性、加工のしやすさ(再利用も含め)

ある意味では、この石膏という素材に成り替わりを果たせる上位互換的な物質が今日まで出現しなかったということを物語っているんでしょうね




いやー。。

すごいでしょ石膏って!



環境も汚染しないし、ほんとに加工性はいいし、何より白く滑らかな表面が美しくて大好き。

焼石膏の硬化しかけの サクッ としたのとか、削っている時の感触なんて脳内に幸福物質溢れでるほど気持ちいんだから


この人も真面目な顔してるけど 気持ちーって感じ。  わかる。




KITKITではそんな石膏を素材としてつくっているのがMonster's Decorationから出しているアイスバードーナツ。


着色は自由、貼れる、削れる、給水させれば加湿器、アロマをたらせばフレグランスバーにetc...



石膏ならではの汎用性を余すことなく創作や生活に取り入れたり気づいてみてほしいって紹介はもちろんなんだけど、

こうやってたまにはこれはなんでどうやってできているんだろうって考えたり分かっていたら、世界はまた違って見えてさらに楽しく映るわ!って思うKIMIなのでした。



(だからわたしは工場や現場に行くのが大好きだ!ひゃっはー!)



そのうちそんな普段お目にできない製造現場もご紹介して行けたらいいなー の舞。

(ちなみにこれはたぶん陶器だよいやさーよいやさー)




           

                シーユーアゲイン!    KIMI


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