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  • 執筆者の写真清水

ガラス製品について


お久しぶりです、KITKIT MARKTスタッフの清水です。

関東もそろそろ梅雨だ梅雨だ言われながら、絶妙に不安定なお天気を繰り返しておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。


今日はそんな湿った空気から一転、灼熱の製作現場をお届けさせていただこうかと思います。



現在KITKIT MARKETではいくつかガラス製の商品のお取り扱いがありますが、それらのお品には一つとして同じものがありません。


こう言ってしまうと、


〜何故?『全て違う』とはどういうことなのか? 〜


と疑問に思われる方も多いかと思います。



僕たちがお店などでよく目にする製品がどれも同じ規格の同じ物に見えるのは、同じ形に出来上がるように型を使った型成形が主流だからです。


型を使うことにはメリットが沢山あります。


まず、ほとんど同じ物を量産できること。

そのおかげで製造の時間的コスト、手間が省けることによってかかる人件費、そして外せないのはB品となってしまうエラーの軽減


その他にも様々なメリットがあるでしょう。

型成形は人類が生み出した商業の基盤的な素晴らしい技法である、と僕は考えます。



〜では何故KITKITのガラス製品はそうではないのか?〜


KITKITでお取り扱いしているガラス製品は、先ほどお話しした型成形ではなく宙吹きと呼ばれる技法で作られているからです。


ガラスを作る風景を想像するとき大抵の方が思い浮かべる、長い棒の先に溶けたガラスを巻いて、職人さんが息を吹き込んで作られるあの技法です。




簡単に説明すると金属製の長い筒の先に溶けたガラスを巻きつけ、



熱いうちに息を吹き込みます。


これを何度かしながら、大きさや形を整えていきます。




釜の中の温度はおよそ1,300度と言われており、伺ったのが5月だということを忘れるほどに工場の中は灼熱と化していました。




熱い暑いこの場所で、職人さんたちはガラスの温度や時間と闘いながら、それぞれの工程の間にも駆け足です。



こうして1つ1つを熟練の感覚と手作業でつくるため、宙吹き製法でつくった製品には全てに独特の個性が宿ります。


その製品がどのように巻き取られ、膨らみ、粘り、固まったか

出来上がったものをよくよく見ると、その軌跡が感じとれます。


同じ色でも、その一瞬の手の感覚で濃淡も違えば、グラデーションの入り方、ムラ、気泡が含まれたりもします。

同じ大きさにつくったものでも、形や厚みもそれぞれに違います。


僕達はあえて、この世に一つずつしかないそれらを均一化して消してしまいたくないのです。

製作現場の熱も、出来上がったガラスのそれぞれの存在感や美しさも、残念ながら写真や言葉だけで全てをお伝えしきれる力量が僕にはありません。


ですが、どうかお手に取っていただいたときの

"ぽってり"としていて"滑らか"で "しっくり "くる感じや、

静かにそこに在る透明感と温かみが


少しでも伝わってくださったら嬉しいな

と思います。









最後になりますが

伺ったガラス工場さんの釜の前は頭で想像していた以上に過酷な現場でした。



あつそう


そんなものじゃなかった。


灼熱。 僕にはこれ以外の表現ができない。そう思いました。


そしてその熱に真摯に向き合う職人さんたちの姿勢や真剣な眼差しは、ぐっと胸にくるものがありました。



そんな気持ちも一緒に皆さまにお届けできたら嬉しいです。



今回も最後までご一読 ありがとうございました(^^)/




清水






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