チークの旅
更新日:2021年3月11日
みなさま初めまして、KITKIT MARKETスタッフの清水です。
今日はタイトルの通りに木製の商品に関してお伝えしたくて僕が筆をとらせていただきました。
こうやって文章を作るのは慣れないもので、至らない点もあると思いますがよろしくお願い致します。

今春 WOOD AND GARAGE から新商品「Display Plate:チーク原木」の発売を予定しています。
発売に先駆けて、(僕の熱い気持ちと)より木製品へのご理解を深めていただき親しみを持っていただけたらと思います。

まずは材料となったチークのお話。
こちらのプレート、距離も歴史も、ここにたどり着くまでにとても長い旅をしてきました。
チークは東南アジアの熱帯モンスーン気候地方に分布する高級木材。
世界三大銘木の一つとしてその名を知られています。
立木の高さは最大で50mほどまで成長します。
これは日本のマンションで言ったら17階前後に相当するほどの高さです。
日本では1000年を超す縄文杉でも最高30mほどなので、チークがどれほど力強い樹種かをうかがい知ることができるでしょう。
驚くべき大きさは樹高だけにとどまらず、葉っぱは樹齢に関係なく長さ60cm、幅35cmほどにまでなるそうです。
(トトロの傘、できるかなあ。。なんて考えた方、僕と一緒ですね。)
インドでは約2000年以上前から材木として使用されてきたなどその歴史はとても古く、周辺国などでは今でも築1000年以上の寺院でチーク材を使った建築がいくつか見られます。
そして今から約100年ほど前、英国に造船資材としてその魅力を見出され、そこから世界中で愛用されることとなりました。
特に、耐水性・安定性・防虫性は高い評価を受け、過去から現代まで沢山の船がこのチーク材を用いて造られてきました。